■最新記事
■カテゴリー
■最近のコメント
■月別アーカイブ
■プロフィール

りゅう

Author:りゅう
愛媛県出身。
青年海外協力隊19年度2次隊
モザンビーク共和国マプト州の片田舎
美術隊員として派遣。
派遣期間2007年9月~2009年9月

そんなりゅうのJOCVの一部始終を、断片的にお伝えします。

コメントについて:コメントするときにパスワードを入力する欄に、自分でパスワードを設定しておくと、あとで自分のコメントを編集しなおせます。
mixiはコチラ

■RSSリンクの表示
■バンザイカウンター

■リンク
■ここからりゅうにE-Mailが送れます

名前:
メール:
件名:
本文:

■ブログ内検索フォーム

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
若き才能アドルフォ
長い間ブログを書かないでいると、次に何から書き始めたらいいのか分からなくなる。

今回は優秀な生徒について。
Adorfo

彼の名はアドルフォ。
レギュラーコースD組の出席番号2番。
大人しいほうの性格なのであまりよく知らなかったけれど、窯を作るときにも積極的に手伝ってくれた数少ない生徒の一人。

彼は俺もびっくりするくらい陶芸に興味を示していて、自分で土を準備して美術室に作りに来て、週末のうちに作品を作って俺に見せてきたりする。
そういう陶芸にハマった生徒は他にも数人いるのだけれど(嬉しい限りです)、他の生徒と決定的に違うのが、すごく謙虚な学ぶ姿勢と冷静な分析力。

他の生徒は、大きな作品が作れるようになって、「かっこいいだろ」的に完全に満足している雰囲気がある中で、アドルフォは少し違った。

「先生、作っている最中はいいものができている実感があるのですが、できあがってしまうと自分の作品に違和感を感じるというか、作品から興味を失ってしまいます。どうしてでしょう。」

お、こいつなんか自分の仕事に哲学を持ってそうだな。

と、感じた瞬間でした。
立ち止まって考え、それを俺にぶつけてくるということが他の人には無かったので。

そして俺はたいしたアドバイスもしないのに、俺が10教えると12くらいやってのけたりするということが続き、俺が紹介した装飾技法を俺よりも自分のものにしたりもしてる。
人のものを真似して自分の作品に再現する人は多いけれど、発展させたり自分のものにすると言う人は彼以外にはいない。

先日、電動ロクロをやりたいというのでコップを作って見せ、一通りの手順を紹介し、2,3度アドバイスをしたら、午後には結構しっかりとしたコップを一つ作っていた。
底がしまってるかどうかは分からないけれど、厚みも均一に伸びているし高台のところも絞れているしまっすぐに糸でピッて切れてるし。
苦心して作ったのか、ラインにのびのびとした勢いが無いくらいで、形にはほぼ問題なし。
なによりそれがロクロ初日だというのがびっくり。
土殺しや中心取りもできているということになる。
驚いた。

すごい吸収力と器用さ。
おそらく集中力もそうとうなもの。

初日であんなにしっかりコップを作ったという事実がすごい。
そしてそして、それに満足していない謙虚さ。

「初日でここまで作るなんてありえない。俺を含めて大学でも、こうもすぐにできた人を俺は知らない。
 おそらく、君にすごく学ぶ才能があるのか、俺にすごく教える才能があるのか」
驚きと賞賛と才能への妬みも若干含めつつ、正直に賞賛した。すると、
「多分、両方でしょう」
と返ってきたので、
「そうだね、両方だ」
ということで落ち着いた。

モザンビーク人は残念ながら、日本のような質のいい教育を受けていないのだけれど、頭のいい人、勘のいい人っていうのは確かにいる。
もっといろいろ教えたい。

kamadasi6  補修
俺の割れたツボをあげたら見事に修理した。

スポンサーサイト
モザンビーク ~人々~ | 01:51:14 | Trackback(0) | Comments(0)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。