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りゅう

Author:りゅう
愛媛県出身。
青年海外協力隊19年度2次隊
モザンビーク共和国マプト州の片田舎
美術隊員として派遣。
派遣期間2007年9月~2009年9月

そんなりゅうのJOCVの一部始終を、断片的にお伝えします。

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初窯~あえなく爆発~一応の区切り
窯詰め2 窯詰め1
1.窯詰めの様子             2.ごてごての中身

窯詰め3 窯詰め4
3.もうちょっと                4.暗くなって窯詰め終了

窯詰め5 守り神
5.色見穴           6.守り神

cavalo_esquerdo 窯焚き前
7.左馬                     8.薪も準備万端

champanha イナグラサゥン2
9.セレモニーでシャンパン        10.成功を祈って

fogo_lindo 酸素不足
11.美しい炎                 12.酸素を欲しがる火
窯焚き終了  13.終了

9月10日(水) 無茶な窯詰め

完成したのかどうか分からないような窯のまま、一応窯焚き予定日の前日に窯詰め。
午前中の授業で、窯詰め手伝いに来てねって言ったらたくさんの生徒が行くよって答えたのに、
例によって一人も来ず。
寮の部屋を訪ね歩いて人手を探すも、結局2,3人。

窯詰めは段組をするような棚板、つく、と呼ばれるものも無いために、写真2のようにゴテゴテと積み上げるしかない。
これもかなり急いできわどい詰み方をしたので、後々命取りになったと思われる。
煙道もふさいでしまったかもしれない。

そう言えば大学のガス窯の上には神様が置いてあった。
この日たまたま生徒が遊びで作った犬かライオンかの置物を神様に任命し、
窯のアーチの上に据えた。(写真6)

げんをかつぐということで言えば、初窯には左馬(ひだりうま)というものを入れる習わしがある。
馬という漢字を左右対称に書いたものを入れるのが、縁起がいいとされている。(写真7)
その起源を改めて調べてみたら、「馬」を左右対称に書くのは「まう」ということになり、
「舞う」などの縁起のいい言葉になるかららしい。
詳しい説明の書いてあるページのリンクを貼っておきます。
http://ma-chin.blog.so-net.ne.jp/2006-10-25

ちなみに写真7の左馬の茶碗は、窯焚き当日までに派手にS字割れしてしまった。
原因は技術不足もあるかもしれないけれど、土のコンディションが悪いということも言わせてください。
ワラが混じってたり石コロが混じってたりして、そこから亀裂が入ったりもしてるので。
土の準備含めて技術不足とも言える訳だけれど。
割れても一応窯には入れました。


写真8の薪は、もとは生徒の作った椅子でした。
同僚の計画的な授業により、生徒は椅子を作る課題で自分で木を取ってこなければなりません。
大抵はできの悪い椅子で、薪としてリサイクルされます。

お話はまだまだ続きます。


9月11日(木) 俺の窯の初陣

うまくいきますよーにと、点火と同時にシャンパンを開けてみんなで順番に窯にかける。
上司が、仰々しくこの度の初窯にドラマチックな祝辞を述べる。
そういう神妙な空気はモザン人大好きだけど、どっちかというとそういう自分たちに酔っているような気がして俺はむずがゆい。
しかし上司のあいさつの中で「長い道のりを経て今日に至った」みたいなところを聞いたとき、そう言えばそうだなあと思いふと高く積み上げた煙突を見上げると一瞬目頭が熱くなった。
いや騙されちゃいけない。
まだ火が入ったばかりだし、第一この上司はたいしたことしてないし。
現にこの日も自分で指定した初窯の日だったのに、前日までそのことを忘れていたせいで校長先生のブッキングが遅れて、開始が遅れたのだ。

さて、この辺りから嫌な予感はしていた。

セレモニーをするから校長先生をしばらくまたなければならなかったし、点火も俺じゃなく指名された女生徒がやったし、大勢がワイワイと騒ぎ立てたり記念撮影をしたりで、自分のペースと火への注意を完全に失ってしまっていた。
生徒の今日の出来事インタビューみたいなのにも応えてたし。

みんなが一通り騒ぎ終わって窯から去っていった頃には炎は思いのほか大きくなっていて、急激な温度上昇のせいで窯の中で作品がポンポンと音を立てて爆発している。
前日の無茶な窯詰めを見ても分かるように、爆発したせいで全体がガシャッと崩れる音もした。

やっちまった~~~。

と、思った。
始まったばかりでまさかの初歩的ミス。
しかも同僚含め全ての人が立ち去ってしまい、俺はたった一人で窯焚きをしている。
「散々騒いでおいてあとは知らんぷりかよ。お前らのせいで作品が爆発しちゃったじゃないか」
と一瞬考えかけたけれどそれは完全にお門違いなクレームで。

その場で窯焚きを一番知っているのは他でもない俺自身だったわけだし、しかも俺が作った窯なわけなのだから、俺がしっかりコントロールしていなければいけなかった。
100%俺の責任。

同僚のマルティンシュまでもが俺を残してどこかに行ってしまったけれど、この状況も自分への罰だと思って甘んじて受け入れよう。
お昼時だけどご飯も食べないでいい。
最後までそばを離れず焚き上げることでせめてもの窯への敬意を表そう。
窯に罪は無い。

そう思っているとマルティンシュが現れて、自分はご飯食べてきたから次行ってきなって言われたのでとりあえず食べてきた。
とてもおいしかった。

開始から2時間くらいまでは、ちょっと火の勢いを強くするとポンポンという爆発音はたまに聞こえた。
4~5時間経過したくらいからは薪を入れるペースもどんどん早くして、焚き口や色見穴から炎が出てくるくらいにはなった。
途中から焚口の煉瓦を崩してもっと二次空気を取り入れるようにもしてみた。

しかし目標としていた煙突からの炎は最後まで無かった。
作品が崩れて煙道をふさいだのかもしれない。
下の色見穴からも炎が出ることは無く、ひたすら黒い煙ばかりが出ていた。

色見穴からテストピースを取り出してみる。
上のほうは、表面は完全に素焼き化されているけれど割ってみると中はまだまだ黒い。
下のほうは炭で真っ黒。これは黒陶になるんじゃないかっていうくらい。

できれば中まで火が通るくらいやりたかったけれど、排煙機能の問題か薪のくべ方の問題か、これ以上はもう温度も上がらないかなと判断し、20時前に焚き終了。
全部ふさぐ。

煙突にダンパーを作っていなかったのだけれど、上って煉瓦と土で煙突の口をふさいでも問題ないくらい煙突は熱くなかったのでそうした。

そして実はまだ窯出ししていない。
来週か再来週報告できたらと思います。

それではさようなら
モザンビーク ~隊員活動~ | 17:46:14 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
左馬を書いた時には馬のことを思い出したかい?
あと一年頑張ってな!
一年後あそぼー!!!飲もーーー!!!
2008-10-05 日 11:36:40 | URL | umauma [編集]
まーうー
うん、けっこう普通に思い出したよ。
うまのことだけじゃなく大学のみんなのこと。
夢にみんなが出てくるくらい一時期よく思い出してたわ。
1年後ほんとに楽しみにしてんで。
2008-10-11 土 04:33:41 | URL | りゅう [編集]
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